「あなたが負けを認めるまでは、あなたは負けてはいない。」
なんだか屁理屈に聞こえるかもしれませんが、これは大学時代の恩師の教授にいただいた言葉です。
社会人として新たなスタートを切るにあたり、当然前向きな気持ちになるようなメッセージを貰えると思っていたのですが、意外な言葉をいただきました。
ただこの言葉には続きがあります。
「これからの人生で君は何度でもつまづいて転んでしまう。でもその度に立ち上がればいい。いやむしろ立ち上がることにこそ意味がある。それを忘れないことだよ。」
その時はあまり意識していなかったのですが、社会人として多くの経験をしてきた今ならば、その意味するところが痛いほど理解することができます。
誰でも人生においては何百、いや何千という失敗を必ずします。
しかしそこで諦めてしまうか、立ち上がって再挑戦するかの違いで、あなたの人生はまったく違うものになります。
誰でも失敗は避けて通りたいと思っています。
「もうダメだ…。」と人生を投げ出したくなることが１度や２度、どんな人にもあるはず。
でも冷静になって考えてみてください。失敗したことであなたが失うものって何でしょうか？
もちろんお金を失うことはあるかもしれません。でも命までは失うことはないでしょう。
お金なら時間はかかるけどいつかは取り返すことができます。
失敗を恐れるあまり、リスクのあるチャレンジができないなんて、そんなもったいないことはしてはいけません。
限りある人生の時間をムダにすることになってしまうからです。
よくよく考えてみれば、人は失敗という事実よりも、失敗するかもしれないという可能性に不安を感じているように思います。これは年を取るごとに傾向が強くなります。
長くいきていく中で経験した失敗の数も、相当に多いからです。
その考えを打ち負かせるくらい自分自身を信じることができれば良いのですが、そうできない人もたくさんいます。
私は過去に事業に失敗したり、大きな負債を抱えてしまった人をたくさん見てきました。
でもその人たちの多くはその逆境をはねのけ、素晴らしい復活を遂げているのです。
失敗の種類にはいろんなものがあります。金銭的なもの、事業によるもの、恋愛や家族関係によるもの。
でもどの失敗であったとしても、時間が経てば記憶は薄くなりだんだんと思い出さなくなります。
どれだけ失敗しても、最後に成功して笑い合えればいいのです。
一番やってはいけないのは、まだ起こるかもわからない失敗に怯えて、大胆な挑戦をしないことです。
あなたには何度失敗し続けても、成し遂げたい夢がありますか？
そのためにはどんな行動から始めたらいいと思いますか？
さあ、その記念すべき最初の一歩を踏み出してみましょう。
あなたの人生の行き先を決められるのは、あなただけなのですから！
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