【人生のヒント】比べることに意味はない!

人生のヒント

 

私たちが悩む原因の1つに、誰かと比較して「良いか」「悪いか」で判断しようとすること、が挙げられます。よく相談されるのですが、「これは良いことですか? 悪いことですか?」という質問も同じことです。

就職活動で内定が出たけど、あまり魅力を感じる会社じゃない。別の会社にしたほうがいいですか?とか。今の仕事がそれほど好きじゃなくなってしまったけれど、我慢して続けたほうがいいですか?とか。

すべて判断軸は同じ。良いか?悪いか?

こうした良い・悪いの判断がどうして難しいかと言うと、人生における多くのことは明確な判断基準がなく、また人によって評価が分かれることがほとんどだからです。

私たちは毎日の生活の中で、この良い・悪いの判断を無意識のうちに行っています。

例えば、収入が増えたら、良いこと。
素敵なパートナーに出会ったら、良いこと。

逆に仕事を失ったら、悪いこと。
病気を患ったら、悪いこと。

こんな感じです。

ものごとには複数の側面があります。単純に収入が増えたらそれで幸せになれるかというと、それはその使い方にもよるでしょう。
また病気になったらみんなが不幸かというとそれもまた別の考え方もあり、より健康を意識するようになって、かえって大きな病気に注意するようになり事前に予防できたりするかもしれません。

そう考えると、その瞬間の良い・悪いことというのは、長期的にみてその反対の結果につながることも多々あるのです。

だから実際に良いか・悪いかというのは、すぐその場で判断できるものでは決してなく、しばらく時間が経ってみて初めてわかるのものなのです。

私の大学時代の友人は、大手の上場企業2社から内定をもらい、どちらに決めるかをかなり悩んでいました。相談を受けたときに、その2社の財務内容や将来性を詳しく説明を受けたのですが、どうしても私には判断がつかなかったため友人にその判断をすべて委ねました。

そしてその数年後、驚くことにその2社は経営統合を果たし同じ経営傘下となったのです。

人生の究極の選択は、2つあるものから1つを選ぶことかもしれません。
でも多くの場合、10年、20年というタイムスパンで考えたとき、それはどうでもいいことなのかもしれないな、と感じるようにもなりました。

たしかにその瞬間は生きるか、死ぬかの勢いで眠れないほど悩んで決断をします。
でも決めた後はどちらの環境であったとしても、やることはシンプルで自身で全力を尽くすだけ。

長い目で見ればみるほど、どちらの選択をしても結果は変わらないのです。

それよりも後悔しないために、今何をするべきか?
ここを間違えないで欲しいな、と思います。

特に自分自身の直感がワクワクすることに、必ず取り組むこと。
これを続けていけば、間違いなくあなたの人生は充実したものになります。

良いか・悪いかの判断なんてさっさと捨てて、どちらがワクワクするか?を基準に大切な人生の分岐点の選択をしていくことをおすすめしますね!

 

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