私たちは困難な状況に直面した時、誰のせいでこうなったの?と考えがちです。
自分を取り囲む環境や人間関係、時には経済の流れに対しても、です。
誰かの行動のせいにしたり、逆に誰かが行動してくれなかったことのせいで、自分がツラい状況にあったり、傷ついていると感じているのです。
でもそれって、本当の意味で正しいのでしょうか?
誰だってやみくもにあなたを追い込んだり、苦しめたりはしないはずです。
それでもあなたがまわりからの批判や攻撃に傷ついてしまうのは、自分自身の思い込みによって傷ついてしまっていることがほとんど。
つまり、まわりから掛けられる言葉の受け取り方は、常にあなた自身というフィルターを通して、あなたの感情に変化を与えているのです。
例えばコップに水が半分入っているときに、「半分も」と思うか、「半分しか」と捉えるか、それはあなた自身が無意識に選択しているのです。
感情というのはあなたが考えているよりも、ずっと反射的に連想されて沸き起こるもの。
例えば、SNSでフォローしてくれていた人が、朝起きてみるとグッと減っていた…。
でもあなた自身、日常生活で何か悪いことをしたり、またはネガティブな影響が出るかといえば、そんなことはありませんよね。
ある不運なできごとをきっかけに、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうことは、誰でもよくあることですが、そのメカニズムを理解してさえいれば、もう心配はいりません。
間違った固定観念に縛られることさえ回避できれば、ささいなことで心を乱されたり、動揺したりすることもなくなります。
ちょっと極端な言い方をするなら、人生における苦しみや辛さというのは、自分自身が作り出してしまっている幻想なのかもしれませんね。
すべての出来ごとはただの事実に過ぎません。
そしてそれをポジティブに受け取るか、ネガティブに受け取るか、それはあなた自身が無意識に決めていることなんですよね。
別の言い方をするなら、起きた出来ごとの意味とはあなたが自由に決められるということ。
いつでも自分自身を苦しめないことを心に決めた瞬間から、あなたの感情の平静は保たれるはずです。
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