【仕事のヒント】スピード感が大切!改善活動は迅速に行っていこう!!

仕事のヒント

 

 

7月8日は「チキン南蛮の日」だそうです。

宮崎県延岡市の市民グループ「延岡発祥チキン南蛮党」が「チキン南(7)蛮(8)」の語呂合わせから制定されています。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます♫

 

不況には「コスト削減」という話が必ず出てきます。

経済が傾く噂を耳にすると、社員大勢が集まり、会議を開きます。

 

「そろそろコスト削減が必要かな」という話が、ちらほら出始めます。

 

不況が始まれば、また会議を開いて「どこか削れる部分はないか」とようやく重い腰を上げます。

みんな、あまり変化をしたくないし、痛みを感じたくない。

 

お互いの顔色をうかがいながら、無難な改善案を挙げます。

しかし、不況は待ってくれず状況は悪くなるばかり。

 

さらに不況が進むようならば「もっと削ろう、さらに削ろう」とまた会議を開きます。

 

その間に、小さな改善が繰り返され、小さな痛みを味わうことになりますが、なかなか立ち直るまでにはいかない。

ついに不況が深刻になったとき、腹を決めます。

 

「このままではいけない。改革を起こそう!!」

大胆で新しいやり方を決意します。

 

「それは無理だろう…」という意見が出ますが、不況だからという理由で仕方なく進めます。

「数回の改善の後、最後に改革」という流れです。

 

自然な流れですが、ちょっと待ってください。

 

段階を踏んで、少しずつコストを下げていくのは、実は一番効率の悪い方法です。

実は一番痛みが大きいパターンであり、最も効果の小さなパターンです。

 

「小さな痛みを数回した後、激痛」という流れは、合計すると一番痛みを長く強く感じてしまう。

しかも不況の段階に合わせて、少しずつ進めるコストカットは、効果も小さい。

 

時間もかかって遅いですし、効果もわかりづらい。

 

いい改善案が出ても、実施が遅ければ、効果も小さくなります。

もたもた始める改善は、思ったほど不況対策にはなりません。

 

では、不況に強くなるためにはどうするか?

 

不況が近づいているとわかった段階で、いきなり大きなコスト削減に踏み切ります。

初めから「改善」ではなく、いきなり「改革」から始めます。

 

開く会議も、会議は必要最低限に抑えます。

コスト削減の目標も、5パーセントや10パーセントではなく、いきなり50パーセントでいきます。

 

1000万円かかるものを、500万円でできないか、という発想です。

頭のねじが1つ飛ぶくらいではダメなんです。

 

ねじが2つも3つも飛んだやり方のほうが、痛みは大きいですが一度で済みます。

これまでのやり方を大胆に変えようという発想、それを実行しようとする行動力が出てきます。

 

根本的にシステムを見直す必要が出てきて、これが生き残る力になります。

大胆な決断は大きな痛みが伴いますが、痛いのは最初だけであり、一度だけです。

 

何度も小さな痛みを繰り返す「改善」より、一度の大きな痛みで済ませる「改革」のほうが、実は総合的な痛みが小さいんですよね。

 

さて本日もマイペースでいきましょう♫

 

 

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